第1話 境界線の向こう側、海上の檻にて
潮の香りが混じった海風が、フェリーのデッキを吹き抜けていく。 白波を立てて進む船のエンジンの重低音が、足裏から身体の芯へと伝わり、海老原琴音(えびはら ことね)の小さな身体を小刻みに震わせていた。
「……あれが、エデン島」
琴音は手すりを強く握りしめ、水平線の向こうにうっすらと姿を現した島影を凝視した。 身長142センチ。小学五年生と言われても疑われないような童顔と、発育不全のような小柄な体躯。しかし、彼女が着ているオーバーサイズのパーカーの下には、物理法則を無視したような二つの「怪物」が潜んでいる。
一つは、Kカップという規格外の質量を誇る爆乳。さらしを巻いて必死に圧縮しているが、それでもパーカーの胸部は不自然に隆起し、呼吸をするたびに苦しいほどの重量感を主張してくる。 そしてもう一つは――股間に鎮座する、凶悪なまでの逸物だ。
「っ……んぅ……」
船の揺れに合わせて、下着の中で「それ」がゴロリと位置を変えた。 琴音の頬が赤く染まる。 本土では、この身体は呪いだった。誰とも恋愛ができず、銭湯にも入れず、更衣室では常に怯えていた。恋愛対象として見られる以前に、この見た目で股間に腕ほどもある極太の男根をぶら下げているなど、化け物以外の何物でもなかったからだ。
(でも、あの島なら……ふたなりが当たり前のあの島なら、私も普通の人間として生きられるのかな……)
期待と不安が入り混じる中、琴音は周囲を見渡した。 このフェリーは、エデン島へ向かう専用便だ。乗客の大半は、島へ帰省する住民か、あるいは移住者たち。 そこには、琴音が今まで見たこともないような光景が広がっていた。
デッキのベンチには、モデルのように背の高い美女たちが優雅に足を組んで座っている。 彼女たちのスカートやスラックスの股間は、明らかにふっくらと、あるいは猛々しく盛り上がっていた。隠そうともしない、堂々たる「ふたなり」としての風格。 その隣には、彼女たちに寄り添うようにして頬を赤らめる純粋な女性たちの姿がある。
「ねえ、もう待ちきれないわ……お部屋に行きましょう?」 「ふふ、もう少し我慢なさい。島に着いたら、たっぷり可愛がってあげるから」
風に乗って聞こえてきた会話に、琴音の肩がビクリと跳ねた。 視線の先、柱の陰で、長身のふたなりがパートナーの女性の腰を引き寄せ、太ももを自身の股間に押し当てていた。 公衆の面前だというのに、女性はうっとりとした表情で、ふたなりの硬い隆起を臀部で愛おしそうに擦り上げている。
(うそ……こんな、外で……!?)
本土の常識では考えられない光景。しかし、誰もそれを咎めようとはしない。むしろ、周囲の空気には甘美な肯定感すら漂っている。 これが、エデン島。性の常識が反転した楽園。
ドクンッ、ドクンッ……!
琴音の心臓が早鐘を打ち、それに呼応するように、股間の怪物が鎌首をもたげ始めた。 平常時でさえ15センチもある琴音のペニスは、少しの興奮で血液を集め、熱く、重く、硬度を増していく。 窮屈な子供用のパンツの中で、巨大な亀頭が布地を押し広げ、敏感なカリ首が繊維に擦れる。
「あ……っ、んっ……♡」
小さな喘ぎ声が漏れた。 見てしまった興奮と、船の振動、そして島への期待。それらが化学反応を起こし、琴音の極端に低い沸点を超えてしまったのだ。 ズボンの中で、制御不能になった肉棒が暴れ始める。先端から滲み出した我慢汁が、下着をじわりと湿らせていく不快感と快感。
(だめ、ここじゃ……トイレ、トイレ行かないと……ッ!)
琴音は逃げるようにデッキを後にし、船内の化粧室へと駆け込んだ。
個室に入り、鍵をかけた瞬間、琴音はへなへなとその場にしゃがみ込んだ。 息が荒い。顔が熱い。 震える手でベルトを外し、ズボンと下着を一気に引き下ろす。
「ぶるんっ!!」
狭い個室の空気を震わせるような勢いで、弾け飛ぶようにして「それ」は現れた。 小柄な琴音の太ももほどもある、異様な太さの肉塊。 すでにカチカチに勃起し、青黒い血管を浮き上がらせながら、30センチ近い巨塔となって宙を突き上げている。 先端の巨大な亀頭は赤黒く充血し、テニスボール大の金玉袋は、今にも爆発しそうなほどパンパンに膨れ上がっていた。
「はぁっ、はぁっ……♡ お、おおきく、なっちゃってる……っ♡」
個室の鏡に映るのは、ランドセルが似合いそうな幼い少女の顔と、その身体には不釣り合いすぎる凶悪な男根。 自身のモノながら、恐ろしいほどの存在感だ。 先ほど見た、あの長身でスマートなふたなりたちのペニスとは違う。琴音のそれは、あまりにも太く、無骨で、暴力的すぎた。
「んっ……しずま、って……お願い……っ♡」
琴音は両手で自身のペニスを握りしめた。 しかし、片手では到底回りきらず、両手を使っても亀頭がはみ出してしまう。 熱い。火傷しそうなほどの熱量。 握りしめた掌の中で、ペニスがドクンドクンと脈打ち、生き物のように暴れる。
「あっ♡ あぁっ♡ んんっ♡……だめ、こんなの……きもち、いいっ♡」
制止するつもりが、掌の柔らかさに刺激され、腰が勝手に動き出してしまった。 早漏かつ絶倫。それが琴音の悲しき体質だ。 一度スイッチが入れば、もう止まらない。 カリ首の張り出しを指先で擦ると、背筋を駆け上がるような電流が走り、琴音は便座に座り込みながら、小刻みに足をバタつかせた。
「ひグっ♡ ん、ああっ♡……フェリーの中なのにぃ……っ♡ こんな、びんかんなのぉ……っ♡」
シュゴッ、シュゴッ、シュゴッ……。 握りしめた手の中で、粘り気のある音と、皮が擦れる音が響く。 亀頭の先端から溢れ出たカウパーが、潤滑油となって動きを加速させる。
「もう、くる……っ! ダメ、早すぎ……っ! でも、とまらなっ、いぃっ……♡」
「あ、ああっ……♡ で、でるぅっ♡ おっきいの、でちゃうぅっ♡」
限界は、あっけなく訪れた。 琴音は腰を大きく反らし、天井を仰いで白目を剥いた。
「イくッ! イッちゃうぅぅぅぅーーーッ!!♡♡♡」
ドピュッ!!! ズドォォォンッ!!!
「ん、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ♡♡♡」
まるで消火ホースの栓を開けたかのような勢いで、巨大な尿道口から大量の白濁液が噴射された。 個室のドアにまで届くほどの飛距離。 一度の噴射量がコップ一杯分という異常な精液が、ドクッドクッという脈動と共に、止めどなく溢れ出る。
「はぁぁぁんっ♡♡♡ ……ッ、ふぅぅぅ……っ♡♡♡」
数秒間、激しい痙攣と共に射精し続け、ようやく波が引いていく。 便器の中も、床の一部も、琴音自身の太ももも、真っ白なドロドロの液体で汚れてしまった。 鼻をつく、濃厚な栗の花の匂いが狭い個室に充満する。
「……はぁ、はぁ……やっちゃった……」
琴音はトイレットペーパーで後始末をしながら、深い溜息をついた。 エデン島に着く前から、この失態。 自分の性欲の強さと、この身体の異常さを改めて思い知らされる。
だが、賢者タイムの冷静さの中で、一つだけ確かな予感があった。 あのデッキで見た光景。 この島なら、もしかしたら、この溢れ出る欲望を――すべて受け止めてくれる誰かがいるのではないか。
「まもなく、エデン島港に到着いたします」
船内アナウンスが響く。 琴音は身だしなみを整え、決意を秘めた瞳で、再び重たいパーカーの裾を直した。 楽園への扉が、今開かれようとしている。
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入国審査のトラブルと救いの手 港に到着した琴音だが、その幼すぎる容姿(142cm)のため、「子供の単独入島は禁止」と係員に止められてしまう。困り果てているところに、生徒会長の西園寺麗華が通りかかり、助け舟を出すが……? (展開:エリートふたなりの威厳と、琴音の「正体」を知らないままの接触)
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スパでの洗い流しとハプニング フェリーでの射精で汚れた身体を清めるため、港近くのスパ「ピーチ・ネクター」へ直行する。そこで店長の桃井雫に「子供料金」で案内されそうになるが、更衣室でうっかり「巨根」を露わにしてしまい……? (展開:母性系ふたなりとの遭遇、無防備な着替えシーン)
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カフェでの雨宿りと純粋な視線 突然のスコールに見舞われ、カフェの軒先に逃げ込む。そこでアルバイト中の相沢結衣と出会う。濡れた服が身体に張り付き、パーカーの下のKカップや股間の膨らみが強調される中、結衣の熱っぽい視線に気づき……? (展開:純女ヒロインとの出会い、透けブラ、淡い恋の予感と性欲)