茜色の夕日が、公園の遊具たちを長い影で覆い始めていた。放課後のチャイムが鳴ってから随分と時間が経ち、騒がしかった子供たちの声も遠のいていく。

誰もいなくなった公園に、ポニーテールを揺らす小さな影が一つあった。 小学4年生の真菜だ。彼女はお気に入りのTシャツとショートパンツという軽装で、鉄棒の前に立っていた。

「よーし、今日こそ逆上がり、10回連続やるぞー!」

意気揚々と声を上げるが、聞いてくれるのは錆びついたブランコだけ。真菜は滑り止めの白い粉を小さな掌にパパンと叩きつけると、自分の背丈よりも少し高い鉄棒を見上げた。

「えいっ!」

掛け声とともに地面を蹴り、軽い身のこなしでお腹を鉄棒に乗せる。勢いよく回るはずが、少し勢いが足りなかったのか、真菜の体は中途半端な位置で止まってしまった。 ちょうど、股間のあたりが鉄棒に強く押し付けられる形になる。

「あれっ……?」

普段ならすぐにお腹でバランスを取って回るか、地面に降りるかする。けれど、今日は何かが違った。 冷たくて硬い鉄の棒が、ショートパンツとパンツの布地越しに、真菜の未発達な股間――ふっくらとした恥丘の割れ目に、ぐい、と食い込んだのだ。

「んっ……?」

降りようとして体を捩ると、鉄棒がさらに深く、彼女の秘所に沈み込む。 その瞬間、今まで感じたことのない電流のようなものが、背筋をピリリと駆け抜けた。

(なにこれ……? なんか、変な感じ……)

痛いわけではない。むしろ、くすぐったいような、お腹の奥がキュンとするような不思議な感覚。 真菜は不思議に思いながらも、その正体を確かめるように、鉄棒に乗ったまま腰を少しだけ前後に揺らしてみた。

「あ……っ♡」

無意識に漏れた声に、自分でも驚く。 鉄の棒が、ショートパンツの布を巻き込みながら、真菜のあどけない秘裂をゴリゴリと擦り上げたのだ。 まだ毛も生えていないつるりとしたマンコは、薄い綿パンツ一枚を隔てて、無機質な鉄の硬さをダイレクトに受け止めている。

(あ、また……! これ、なんか……ムズムズするけど……気持ちいい、かも?)

性知識なんて欠片もない真菜にとって、それは「オナニー」などという行為ではなく、単なる「新しい遊び」の発見だった。 ブランコを高く漕ぐ時の浮遊感や、かさぶたを剥がす時の痛気持ち良さに似ている。でも、それらよりずっと強烈で、もっと奥の方に響く感覚。

「んんっ……♡ はぁっ……♡」

真菜は鉄棒を強く握りしめたまま、両足をぶらぶらとさせ、意識的に股間を鉄棒に押し付け始めた。 グッ、グッ、と体重をかけるたびに、未成熟なクリトリスが布越しに圧迫され、潰されるような刺激を受ける。

「ふぅっ……♡ んっ、あっ♡ ……あはっ、なんか、おまた、熱い……♡」

夕暮れの静寂に、幼い吐息が混じり始める。 ショートパンツの裾から伸びる健康的な太ももが、小刻みに震えていることに真菜はまだ気づいていない。 ただ、股間の「ムズムズ」を解消したくて、もっと強く、もっと深く、鉄棒とお友達になろうとしていた。

鉄の冷たさは、摩擦熱ですぐに生暖かくなっていた。 真菜の小さな割れ目は、硬い棒に犯されるように形を変え、食い込み、擦れるたびに未開の神経を覚醒させていく。

「んんーっ!♡ あ、これ……すごい……っ♡ お腹のなか、きゅーってなるぅ……♡」

無邪気な瞳が、少しずつとろんと潤んでいく。 真菜は鉄棒にまたがったまま、腰を前後左右にグラインドさせ始めた。 ズリッ、ズリッ、という布と鉄が擦れる音が、誰もいない公園にひっそりと響く。

「あっ♡ あっ♡ そこっ……♡ んんっ♡ 変なのぉ……♡ くすぐったいのに……やめられないよぉ……♡」

まだ膨らみすら持たない平らな胸が、荒くなった呼吸に合わせて上下する。 ポニーテールが乱れ、額には汗が滲む。それは運動の汗ではなく、体の内側から湧き上がる熱によるものだった。

未発達な秘所は、繰り返される刺激に驚き、防衛反応として愛液を分泌し始めていた。 乾いた綿パンツが、じわりと湿り気を帯びていく。 その湿りが潤滑油となり、鉄棒への滑りを良くし、さらに強烈な快感を幼い脳髄へと送り込む。

「はぁっ、はぁっ……♡ んくっ♡ ……あ、あっ♡ なんか、出ちゃう……? おしっこ……かなぁ……?♡」

尿意に似た、しかし決定的に違う切迫感。 真菜は戸惑いながらも、腰を振るのをやめられない。 本能が「もっと擦りなさい」「もっと気持ちよくなりなさい」と命令しているようだった。

「だめっ、でも……気持ちいいから……っ♡ んんんっ!♡ もっとぉ……っ!♡」

彼女はついに、鉄棒の上で体を海老反りにし、恥骨を限界まで押し付けた。 クリトリスという快感のスイッチが、鉄の硬度によって完全にロックオンされる。 逃げ場のない刺激が、無垢な少女を「女」の領域へと引きずり込んでいく。


夕闇が迫る公園に、砂利を踏みしめる音が近づいてくる。 ザッ、ザッ、ザッ。 その規則正しいリズムは、鉄棒に跨り腰を振る真菜の耳にも届いていた。

(誰か、来る……!)

頭のどこかで警報が鳴り響く。こんな恥ずかしい恰好、誰かに見られたらどうしよう。普通ならすぐに飛び降りて、何食わぬ顔で挨拶をする場面だ。 けれど、真菜の体は、少女のささやかな理性を完全に無視していた。

「んっ……♡ あぁ……っ♡ だめぇ……とまらないのぉ……っ♡」

鉄棒が食い込む股間の快感が、脳の命令系統を乗っ取っている。 太ももの内側が熱く火照り、恥丘を押し付ける動きは、止まるどころか焦燥感に煽られて激しさを増していく。 やめなきゃ、という思考が逆にスパイスになり、背筋がゾクゾクと粟立つ。

「真菜ちゃん……?」

不意に投げかけられた声に、真菜の肩がビクンと跳ねた。 恐る恐る顔を上げると、そこにはランドセルを背負ったままの親友、由佳が立っていた。由佳は目を丸くして、鉄棒にへばりつく真菜を見つめている。

「ゆ、由佳ちゃん……っ♡ あ、んんっ……♡」 「なにしてるの……? 逆上がり、の練習?」

由佳の視線は、真菜の顔と、そして不自然に押し付けられている股間を行き来した。 真菜のショートパンツの股部分は、内側から溢れ出した愛液で、梅干し大の大きさの濡れ染みを作っていた。夕日を浴びて、そのシミだけが濃い影を落としている。

「わかんない……っ♡ わかんないけどぉ……っ♡ ここ、ごりごりすると……っ♡ すっごく、変な感じで……っ♡ 気持ちいいのぉ……っ♡」

真菜は涙目になりながら、正直に答えた。嘘をつく余裕なんてない。 言葉を紡いでいる間も、腰は勝手に前後運動を繰り返し、鉄棒の冷たい感触を貪っている。 ズリッ、ギュウ、ズリッ。 布と肉と鉄が擦れ合う音が、静かな空間に生々しく響く。

「気持ちいい……?」

由佳はポカンと口を開けたまま、動けない。 普段は元気いっぱいの真菜が、顔を真っ赤にして、トロトロに蕩けた目で涎を垂らしながら、鉄の棒に股間を擦り付けている。 その光景は、小学4年生の由佳にとってあまりに衝撃的で――そして、説明できないほど魅惑的だった。

(真菜ちゃん、苦しそうなのに……なんか、すごい……)

由佳の視線が、真菜の食い込んだ股間に釘付けになる。 ショートパンツの布地が鉄棒に巻き込まれ、真菜の未熟な秘裂の形――ふっくらとした割れ目のラインがくっきりと浮き上がっているのが見えた。 真菜が腰を引くたびに布が引っ張られ、押し付けるたびに割れ目がムニッと潰される。

「あぁっ♡ 見てぇ……♡ 由佳ちゃん、見てぇ……っ♡ おまた、熱いのぉ……っ♡ んんっ!♡ ぐうっ……♡ 鉄の棒が、食い込んでぇ……っ♡」

見られている。親友に、こんな恥ずかしい姿を見られている。 その事実が、真菜の興奮を爆発的に跳ね上げた。 羞恥心が快感の燃料になり、真菜は今まで以上に強く、乱暴に腰を打ち付けた。

ガンッ、ガンッ、と恥骨が鉄棒に当たる音が混じる。 未発達なクリトリスが、布越しに容赦なく摩耗され、すり潰されるような強い刺激が脳天を突き抜けた。

「ひあぁっ!♡ あ、あ、あ……っ♡ なんか、来るぅっ!♡ お腹の奥から、ビリビリって……っ♡ でっかいの、来ちゃうぅっ!♡」

真菜の呼吸が過呼吸のように早くなる。 「んっ、んっ、んっ、んっ♡」という短いリズムの喘ぎが、喉の奥から勝手に漏れ出す。

由佳はごくりと唾を飲み込んだ。 真菜の様子がおかしい。まるで何かに取り憑かれたみたいに、一心不乱に股間を擦り続けている。 その姿を見ているだけで、由佳の下腹部――お臍の下あたりが、きゅうっと締め付けられるような感覚に襲われた。

「真菜ちゃん、だめ……壊れちゃうよ……」

由佳は止めようと口を開いたが、足が動かない。むしろ、もっと見ていたいという本能的な欲求が、彼女をその場に縫い止めていた。

「いっ、いくぅ……っ!♡ あ、あ、なんかわかんないけど……っ!♡ イっちゃうぅぅっ!♡ イクーーーッ!♡」

真菜が甲高い叫び声を上げ、体を弓なりに反らせた。 全身の筋肉が硬直し、足の指先がピンと伸びる。 鉄棒に押し付けられた股間を中心に、小さな体の中で花火が弾けたような衝撃が走った。 これが、彼女にとって初めての「絶頂」だった。

「んぎぃっ!♡ あぁぁぁぁぁーーーーっ!♡ んほぉっ♡ あ、あ、あ……っ♡」

完全に白目を剥きかけ、口からは透明な涎が糸を引く。 ガクガクと太ももが痙攣し、秘所からは新たな愛液がドロリとあふれ出し、パンツの濡れ染みをさらに広げていく。 未成熟な子宮がキュンキュンと収縮し、わけのわからない快楽の波が、小さな脳を真っ白に塗りつぶした。

真菜は鉄棒にしがみついたまま、ハァハァと荒い息を吐き、虚ろな目で空を見上げている。 その表情は、小学生が見せてはいけない、とろりと蕩けた「女」の顔だった。

「……っ!」

その一部始終を見ていた由佳の体が、ビクンと大きく震えた。 真菜の絶頂――その爆発的なエネルギーの余波を受けたかのように、由佳の体にも電流が走ったのだ。

(え……? なに、これ……?)

由佳は無意識に自分のスカートの上から、股間を押さえた。 心臓がうるさいほど早鐘を打っている。 そして、太ももの内側に、じわりと温かいものが広がるのを感じた。

(おしっこ……? 漏らしちゃった……?)

違う。トイレに行きたいわけじゃなかった。 恐る恐る手を当てたパンツのクロッチ部分は、ぐっしょりと湿っていた。 真菜の激しい動きと喘ぎ声、そして絶頂の瞬間の恍惚とした表情。それらを目撃した興奮が、知識のない由佳の体にも、生理的な反応を引き起こしていたのだ。

二人の少女は、夕暮れの公園で、言葉もなく互いの存在と、それぞれの体に起きた「異変」を感じ合っていた。 ただ、鉄の匂いと、甘酸っぱい汗の匂いだけが漂っていた。


夕日が沈みきり、街に夜の帳が下りる頃、由佳は自分の部屋のベッドに飛び込んだ。 ドクン、ドクン、ドクン。 心臓の音が耳元で鳴り響いているようで、ちっとも落ち着かない。

「……あんなの、初めて見た……」

由佳の脳裏には、夕焼けに染まった公園で、鉄棒にまたがって狂ったように腰を振る親友・真菜の姿が焼き付いて離れなかった。 あの時の真菜の、とろりと溶けたような目。涎を垂らして、「気持ちいい」と叫んだ声。そして、ビクビクと体を震わせて絶頂に達した瞬間。

(真菜ちゃん、すごかった……。痛そうなのに、気持ちいいって言ってた……)

由佳はスカートを捲り上げ、自分のパンツを見下ろした。 白い綿のパンツの股間部分には、公園で感じた湿りが乾ききらず、じっとりとした冷たさを残している。 鼻を近づけると、少し酸っぱいような、でも嗅ぐと胸がドキドキするような甘い匂いがした。

「私も……やってみたら、わかるのかな……」

好奇心と、体の奥底で燻る名状しがたい疼きに突き動かされ、由佳はベッドに置いてあったクッションを手に取った。 真菜は鉄の棒でやっていたけれど、部屋にはそんなものはない。 でも、何かを股に挟んで擦り付ければ、あの「気持ちいいこと」ができるかもしれない。

由佳はベッドの上に四つん這いになり、少し大きめのクッションを太ももの間に挟み込んだ。 ふかふかとした弾力が、股間の秘所に柔らかく当たる。

「んっ……」

試しに、クッションに恥骨を押し付けてみる。 布越しの柔らかい圧迫感が、敏感になっている割れ目をじわりと刺激した。

(あ……これ……)

鉄棒のような硬さはないけれど、広範囲に包み込まれるような感触がある。 由佳は真菜の動きを思い出しながら、クッションに体重を預け、腰を前後に揺すり始めた。

「んんっ……♡ あっ……♡ こ、こうかな……? 真菜ちゃん、もっと激しく動いてたよね……♡」

最初はぎこちなかった動きも、股間の「ムズムズ」が刺激されるにつれて、次第に熱を帯びていく。 クッションの繊維がパンツの布と擦れ合い、その摩擦熱が未成熟なクリトリスに伝わる。 くすぐったいような、それでいて腰の芯が痺れるような感覚。

「あぁっ♡ んっ♡ んんっ……♡ これ、なんか……お腹のなかが、きゅーんってするぅ……♡」

由佳は顔を枕に埋め、漏れ出る声を押し殺しながら腰を振った。 ズリ、ズリ、とクッションを擦るたびに、太ももの付け根から熱い波が広がっていく。 公園で感じたあの衝動が、自分の意思で再現されていることに興奮を覚えた。

「はぁっ、はぁっ……♡ んくっ♡ 真菜ちゃん……こんな気持ちいいこと、してたんだ……♡」

理性が少しずつ溶けていく。 由佳はもっと強い刺激を求めて、クッションの角ばった部分を探り、そこに秘所の一点を押し当てるように位置を調整した。 グリグリと体重をかけて回すように押し付けると、先ほどよりも鋭い快感が走り、背筋がゾクリと跳ねた。

「ひゃうっ♡ そこっ、そこ変な感じぃ……っ♡ あ、あ、あ……っ♡ もっと、もっとぉ……っ♡」

呼吸が荒くなり、涎が枕カバーに染みていく。 真菜みたいになりたい。あんな風に、頭が真っ白になるくらい気持ちよくなりたい。 その一心で、由佳は腰の動きを速めた。

「んんんーっ!♡ あぁっ♡ くるっ、なにか、くるぅっ!♡ お股、じんじんしてるぅ……っ♡」

快感の波は確実に高まっている。 股間は愛液でぐっしょりと濡れ、クッション側にも湿り気が伝わるほどだ。 あと少し、あと少しで、あの「爆発」に手が届きそうな気がする。

しかし――。

「ん……っ? あれ……っ? あぁっ……♡ でない……でないよぉ……っ♡」

どれだけ腰を振っても、クッションを押し付けても、最後の壁が破れない。 クッションが柔らかすぎて、決定的な刺激が逃げてしまうのだ。 真菜が鉄棒の硬さで得たような、神経を直接削り取るような強烈な圧力が足りない。 快感は高原のように続いているが、頂上へと駆け上がる階段が見つからないもどかしさ。

「うぅっ……♡ もっと……もっと強くしなきゃ……っ♡ んんっ、はぁっ……♡ お願い、イかせてぇ……っ♡」

焦れば焦るほど、体は熱くなるのに、頭の芯が痺れるようなあの瞬間が訪れない。 「イク」という感覚がわからないまま、ただただ生殺しの快感に翻弄され続ける。 息が切れ、太ももが疲労で重くなってくる。

「はぁっ、はぁっ、んんっ……! だめぇ……っ、届かないぃ……っ……!」

由佳は涙目でクッションを爪が食い込むほど握りしめ、がむしゃらに腰を打ち付けた。 けれど、ふかふかのクッションは悲しくなるほど優しく、由佳の求めている暴力的なまでの快楽を与えてはくれなかった。

「あぁ……っ、ん、うぅ……っ」

結局、絶頂には至らないまま、体力の限界が来て、由佳は脱力してベッドに突っ伏した。 ドクドクと脈打つ股間は、満たされない熱を持て余して疼いている。 濡れたパンツが肌に張り付き、不快感と興奮が入り混じった奇妙な余韻が残った。

(なんで……? 真菜ちゃんはあんなにすごかったのに……)

悔しさと、満たされない欲求で、由佳の胸が苦しくなる。 何かが足りない。もっと硬いもの、もっと激しいものが必要なんだ。 その事実に気づいてしまった由佳の目には、まだ消えない情欲の火が灯っていた。